令和３年度の石川薫記念地域文化賞の受賞者が決まり、贈呈式が行われました。

第29回石川薫記念地域文化賞

受賞者

〈特別功労賞〉　唐澤太市　氏
前橋市広瀬町在住　　前群馬地域文化振興会会長
　永年本会の運営に携わり、地域文化振興に深い造詣を示し多くの人材の発掘・育成、顕彰に尽力した。
　また　新法人移行時には広い視野で関係方面との調整にあたり、会長就任以降は会の安定的な運営を図るための新規事業を興すなど多大な貢献をした。

〈功労賞〉　水田　稔　氏
沼田市馬喰町在住　　沼田市文化財調査員
　永年教員のかたわら文化財保護行政に携わり、利根沼田地域の弥生時代遺跡の研究や沼田城跡の調査・保存に取り組んできた。
　また、その成果を多くの自治体史でまとめるとともに、後進の指導に当たり、地域文化の振興発展に寄与した。

〈研究賞〉　大島由紀夫　氏
前橋市石倉町在住　　群馬工業高等専門学校教授
　永年中世日本文学・伝承文学の研究に携わり、『神道集』所収の上野国関係の縁起伝承を中心にその生成過程や特質の解明に努めた。
　また、文学研究の立場から調査・研究、論文執筆を行い後進の育成にも尽力し、地域文化の振興発展に寄与した。

〈奨励賞〉　森田真一　氏
富岡市富岡在住　　群馬県立歴史博物館学芸員
　室町・戦国期の研究に携わり、上杉一族とその配下の領主についての研究等で成果を上げた。
　また　史料論などでも新たな問題提起を行い実績を着実に積み、今後一層の進展と活躍が期待される。