一般財団法人 地域文化振興会
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石川賞について

石川 薫 翁

至誠の人・石川 薫 翁は、明治36年(1903)1月4日、栃木県下都賀郡静和村(現岩舟町)に生まれました。旧制浦和高等学校・東京帝国大学文学部に学び、群馬県庁に入庁。学務部社会課長・厚生課長・地方課長を、戦後は総務部長・民生部長を歴任し、戦前・戦中・戦後の県政の激動期を支えました。後、民間に転じて群馬情報社を創立、昭和34年(1959)には朝日印刷工業株式会社を起こして印刷文化の普及をはかり、群馬県内の地域史研究の推進に大きく貢献。群馬県史編纂事業や群馬県立文書館の設立に、また、夜間中学の開設や福祉事業への貢献など教育や民生への支援・後継者育成にも尽力しました。昭和59年(1984)8月15日没。

石川薫記念地域文化賞

石川 薫 翁の地域文化振興への遺徳を偲び、次の三つの地域文化賞を贈呈しています。

1.功労賞

群馬県内の地域において歴史・民俗・考古・地理等地域文化研究の分野での調査研究実績が顕著であり、かつ研究後継者の育成等社会的貢献に功績がありと認められる、概ね75歳に達した個人、及び団体。
特別功労賞は、本会運営と事業振興に永年貢献しその功績が極めて大きい個人。

2.奨励賞

群馬県内を対象に歴史・民俗・考古・地理等地域文化研究に関する具体的な研究テ-マをもち、すでに論文等の実績を有し、かつ研究者として将来を嘱望される、個人及び団体。

3.研究賞

群馬県内を対象に歴史・民俗・考古・地理等地域文化研究に関する具体的な研究テ-マをもち、博士号の取得若しくはこれに相当する多くの論文又は研究著書等の実績を有し、その成果が学術的に高い評価を受けている個人。

選考

選考は、著作や論文などの学術研究成果と後進育成など社会貢献上の実績を、会長が委嘱する選考委員が審査・協議を行い、その選考結果を踏まえて決定されます。
なお、選考委員会の内容や委員名は、選考の公正を期するために公表されません。

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