一般財団法人 地域文化振興会
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令和7年度の石川薫記念地域文化賞の贈呈式が、12月14日に県立文書館研修室で実施されました。

更新日:2025年12月17日

第33回石川薫記念地域文化賞

 今年度は宮崎重雄氏に「功労賞」、笹澤泰史・山田精一氏に「奨励賞」を贈呈しました。
なお、「研究賞」は該当者なしでした。

〈功労者〉宮崎重雄 様

専門分野である地質学で、地学団体研究会員として調査・研究活動を続け、多くの論文を発表している。桐生市不動穴洞穴の調査参画を契機として、古生物(動物遺存体)・動物考古学の分野にも研究を広げた。不動穴洞穴出土の動物遺存体は分類整理し、2022年11月に『不動穴洞穴発掘調査報告書』を出版した。刊行までに48年の歳月を要したが、学術的にも高く評価されている。この間、群馬県教育会、群馬県埋蔵文化財調査事業団、多くの市町村教育委員会等より依頼を受け、遺跡から出土した動物遺存体の同定と分析を行い、報告している。県内外における多くの考古学研究者が宮崎氏の学恩を享受しており考古学の進展に寄与した業績は極めて大きいものがある。

〈奨励賞〉笹澤泰史 様 

長年、遺跡の発掘調査・調査報告書の作成に携わり、多くの研究論文・学会発表、講演等を続けている。考古学的手法を用いて古代製鉄・鍛冶技術の具体的様相を解明することを主な研究テーマとし、これら技術が古代史に与えた影響について考察している。2016年、英国冶金考古学会に招聘され、研究発表及び日英共同製鉄実験を行った。このテーマに対して精力的に研究を積み上げ、方向性を着実に示してきている。その研究成果は上記のように多数にのぼり、日本考古学界における研究会・シンポジウム等でも研究発表を行い高い評価を得て、さらなる発展が期待されており、それらの業績は奨励賞にふさわしいものである。

〈奨励賞〉山田精一 様 

学校教育充実の方策として、埋蔵文化財調査機関や大学等、外部資源との連携に活路を見出すことの重要性を説き、一貫して博学連携をテーマに実践的研究を推進している。次代を担う高校生の歴史思考力の育成に尽力。後進の育成を推進している。地域における神社・寺院・墓地の石造物の悉皆調査を行って調査研究の基本を生徒に示し、地域の生業・交流・信仰形態を総合的に理解できるよう指導した.各種行事に参加・発表を通じて他県の生徒達との交流も深め、次代の地域文化を担いうる高いレベルでの後進育成を推進し、成果を上げてきたことは特筆に値する。よって、その継続的な活動は当会の各賞審査基準に照らし、奨励賞に該当する。

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